植栽の配置

お盆が過ぎて、赤とんぼが飛び交うようになりました。例年に比べて涼しい信州です。

今回は植栽計画の紹介です。温泉街の住宅と道路の間に植栽を配置しました。

東側植栽

2南側植栽

日本には庭屋一如という言葉があります。意味は、建物と庭園が調和して一つの空間を形成しているさま、という意味です。これは庭園と言えるほどのものではありせんが、わずかなスペースに配置した数本の樹木のおかげで、背後の山の緑と相まって、住宅は違和感なく風景に溶け込みました。

少しの植栽でもポイントを決めて配置すると、住宅にさらなる落着きと景観との調和を与えてくれます。

 

建物外周の設計 (豪雨・豪雪対策)

7月16~17日(土、日)に行われた住宅の完成見学会に、大勢の方にご来場頂きありがとうございました。大成功でした。

ようやく信州も梅雨が明けました。夏本番です!と言っても今年は、松本周辺は空梅雨でした。降っても夜にまとまって降ったのでとても過ごし易かったです。しかし、回数は少ないですが、日中にも降りました。突然集中豪雨が降り、既存の水路では容量オーバーで溢れている光景を目にする回数が増えています。

さて、温泉街の住宅ですが、母屋と薬局の間に雨水升を二つ設置しました。上記のことを懸念したこともありますが、中山間地域ですので、積雪も考慮しました。

母屋薬局間

屋根の谷になってここに雪が落ちてくることを想定して、散水栓も設置しました。サイディングの腰も、木のように傷みません。これなら豪雨も豪雪にも安心です。

次は玄関側です。こちらには犬走りを打ちました。

1犬走り

2犬走り

一部建物が引っ込んで、軒が出ているので広いスペースとなりました。椅子を置いたり、干し物を置いたり多目的に利用できる空間となりました。

新居でより楽しい生活をするため、建物だけではなく、建物の廻りもしっかり考えて空間を設計する必要があります。各々の土地の気候風土に調和した設計をおまかせください!

足場の撤去と外観 (温泉街の住宅)

6月も終わりですが、今年の信州松本は暑すぎず、湿度も高くなく、とても過ごし易い日々が続いています。

温泉街の住宅ですが、足場が撤去されました。ついに外観のお披露目です!

外観玄関前

玄関前の外観です。前回紹介した石積みですが、新設した部分が雨に濡れて既存の石積みと一時的に馴染んで見えます。良い雰囲気ですね。長い歳月を経てしっかりと馴染んでいってほしいですね。

他の外観も見てみましょう。以前は薬局(写真左の建物)と母屋が一体になっていましたが、母屋解体後、薬局接続部を塞ぎました。住宅と薬局の間に山が見えるようになり、さらに風通しが良くなったとのことです。

外観サイディング

外壁には一部サイディングが使われています。今回の外観に関して、一番の特徴は、腰壁にサイディングを使用したことです。

その理由は、住宅と薬局の外観を調和させるためです。色も質感も違和感ありませんね。最初はお施主さんも木材で腰板を貼ることを考えていたようで、民家風の住宅へのサイディングの使用に難色を示していました。ですが、既存薬局の外観との関係、連続性をお伝えしサイディングの使用を認めて頂きました。

結果、足場が取れてから、お施主さんが2つの建物を見たときに、サイディングにして正解だったと満足して頂きました。

既存の建物、景観に調和するように新たな建物を設計することは難しいことです。しかし、お施主さんに満足頂き、近隣の方からも、風景が良くなったと喜んで頂けることは、とても有意義なことだと再度実感しました。

 

敷地の悩み解決2 (アプローチ)

以前お伝えした、敷地の悩み解決(外構工事)の続きを紹介します。今回の問題は、玄関へのアプローチが急な坂道で上り難い、ということです。

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石積みのアプローチの長さは約2.7mで、この間で1.1m高くなります。つまり約4寸勾配の坂道ということです。かなりきついですね。また、入口が狭くて、これでは玄関がどこにあるのかわかり難い現状でした。

なので、外構工事に伴い、アプローチが始まる位置を変更し、階段を造作し使い易い空間に造り変えました。

最初に、既存の石積みに合わせて、新たに石積みを重ねました。職人さんが一つずつ加工して積んでいきました。今では見かけることも少なくなった手仕事の石積みです。とても美しいですね。

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アプローチの新しい入口を南へ約1m移動して階段を造りました。

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そして、手すりを設けて植栽すると、玄関廻りの雰囲気が高まりました。以前設置した擁壁にも調和していますね。これで、わかり易く便利で、安心できるアプローチへと生まれ変わりました。

 

 

寒冷地の住宅

2016年4月14日以降に発生した、熊本県を震源とする地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

昨晩、安曇野でも地震があり、日本中に不安がありますが、季節は日々移ろいでいます。こちらでは田んぼにも水が入り始めました。常念の雪もほとんど溶けて、新緑と残雪の景色が田んぼの水面に映る美しい季節となってきました。

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安曇野田園風景

温泉街の新築住宅は山の中にあります。平野部よりも、更に寒く冷え込みも段違いということで、床暖房を施工しました。もちろん断熱材もきっちりと床壁天井に入れました。

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床や天井に下地材が貼られると、お施主さんも部屋の間取りをより理解し易くなってきて、家具の配置等も図面上より現実的に検討可能となってきます。

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室内を見て、家具の配置を再検討するのは、完成するまでの間の最も楽しい時間だと思います。より良い住まいになるように設計士も職人さんも一緒に考えて、その楽しい時間を共有させて頂けたらと思います。